【おぐらやま農場】子供にまるかじりさせたい減農薬・無肥料リンゴがある

長野県安曇野に、安心して子供にまるかじりさせることができるリンゴを作っている農場があります。

 

その名は、おぐらやま農場。

 

日本の果物作りでは、当たり前のように使われている農薬、除草剤、化学肥料。

 

農家の人手不足、生産性、見栄えを考えて作り出されたモノたち。

 

全否定する訳ではないけれど、誰が考えても、極力減らした方が健康にいいとわかります。

 

親になれば、なおさら子供には極力それらを排除した食べ物を食べさせたいと思うのが人情。

 

おぐらやま農場のオーナーさんも、自分の子どもたちに、皮ごとまるかじりさせることができるリンゴを作りたいという想いから始まったリンゴ作り。

 

今回は、そんな熱い想いからリンゴを作っているおぐらやま農場を紹介します。

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子供にまるかじりさせたいおぐらやま農場のリンゴ

 

 

おぐらやま農場とは、家族ぐるみのお付き合い。

 

何を隠そう、私たち夫婦の原点とも言える農場です。

 

私がおぐらやま農場と出会ったのは、10年以上前になります。

 

20代後半体調を崩し、身体にいい食べ物に関心を持ちます。

 

そして、元気になりたい一心から身体に優しい農作物を作っている農家さんのお手伝いがしたいと思い、WWOOF(ウーフ)という制度に出会います。

 

補足

WWOOF(ウーフ)とは、日本であれば、WWOOF JAPANに有料で会員登録すれば、人・環境に優しい有機農業・有機的なことをしているホスト側と、労働力を提供する代わりに寝る場所と食事を提供してもらう側とが金銭のやりとりなしにつながることができるシステム。

他国でウーフしたいときは、その国単位で登録する必要があります。

日本にも世界中からウーフに来ていますよ。

 

私はウーフジャパンに登録し、まずホスト先に選んだのがおぐらやま農場でした。

 

一人暮らしをしていたせいもあり、オーナー家族5人+ウーファーさん(ウーフに来ている人をこう呼びます)3〜5人の大人数の食事は英語や日本語を交えてのにぎやかで楽しい時間。

 

一緒に農作業をしてから頂く食事は、滋味に満ちて、本当においしくて、体が喜ぶものでした。

 

また、安曇野の山は、さすが3000m級の山々、存在感が違います。

 

とにかく壮大で、農作業中畑から見る北アルプスに何度訪れても見入ってしまっていました。

 

そんな時間を過ごしているうちに、私は周囲の人も驚くくらい心身共に元気になっていきました

 

そして、東京から4時間もあれば訪れることができるので、週末になると訪れてしまうウーフリピーターに!

 

おぐらやま農場との出会いから1年半ほどで、私は単身移住。

 

その後、安曇野で暮らしていくうちに同じく大阪から移住していた主人と結婚し、息子も生まれ、安曇野で家庭を築くことができました。

 

簡単に私のプロフィール紹介になってしまいましたが、どれだけパワーのある農場かを伝えたくて書いてしまいました^^

 

体調を崩していた私が、おぐらやま農場のリンゴ、農作物、オーナー家族や仲間たちと出会ったことで、生きる力を取り戻すことができたんです。

 

そんなパワーがおぐらやま農場にあるのは、オーナーの松村暁生(まつむら あきお)さんと奥さんの輝美さんの作り手としての熱い想いがあるから。

 

 

「ひとのいのちに責任の持てる食べ物をつくりたい」(出典元:おぐらやま農場公式HP)

農薬や除草剤や化学肥料を使えば、手間を省け、見た目をよくすることができて、量も増やせて、収入が増える。

 

でも、それをすることによって失うものがある。

 

  • 百姓としての誇り
  • 食べてくれる人との信頼

 

効率よくお金をもらうためだけでなく、

 

「食べる人と作る人とが心をつないでいける関係を築いていけないかとの試みが僕たちの手がけていることです」(出典元:おぐらやま農場公式HP)

 

オーナー家族の作り手としての真摯な向き合い方に触れることで、そこで作られたリンゴの力強さに胸を打たれます。

 

子供にも安心して皮ごと食べさせたいリンゴなんです。

 

「つがる」という品種のリンゴ、食べたことありますか?

私が埼玉にいるときは、スーパーで買ってきた「つがる」しか知りませんでしたが、味をそんなに覚えていないくらいでしたし、リンゴ自体そんなに惹かれる存在ではありませんでした。

 

でも、10年以上前におぐらやま農場の「つがる」を初めて食べたとき、「こんなにリンゴって美味しいの?つがるってこんな味がしたんだー」って驚いたことを今でも鮮明に覚えています。

 

「つがる」に限らず、リンゴに興味を持たなかったくらい私にとってリンゴは、ハッキリ言っておいしい果物リストには入っていませんでした。

 

 

でも、おぐらやま農場のリンゴたちと出会ってからは、リンゴが大好き!

 

愛おしいとさえ思うほどに変化していきました。

 

農作業に関わって衝撃的だったこともあります。

 

もちろん、前提知識として果物栽培にはたいてい農薬を使っているのは承知していました。

 

ですが、自分の想像以上の農薬の存在を知ることになります。

 

特に「つがる」はリンゴの中でも落下しやすい品種という特徴があります。

 

収穫直前に台風でも来れば、もう大変。

 

落下して普通の値段では売れなくなってしまう可能性が高い品種なんです。

 

そのために、「落下防止剤」という農薬を通常使っている農家さんが多いんです。

 

そんな農薬があるんだ・・・と衝撃を覚えました。

 

農家の人手不足、高齢化を考えれば全否定できません。

 

ただ、それを選ぶかどうかは農家さん次第、消費者次第です。

 

おぐらやま農場では、「落下防止剤」を使わず、なんと!手作業で、ひとつひとつのリンゴにミカンネットを木の枝に縛り付けていくんです。

 

 

果てしない作業ですが、実際に強風の後、枝から落ちてもネットにキャッチされている「つがる」を見たときには、手間のかかる作業も「やってよかったーー!」って思えました。

 

農作業で必要な手間を選択するかどうかはオーナー次第。

オーナーの考え次第です。

 

そんな手間を惜しまず育てられたおぐらやま農場の「つがる」は、初秋のリンゴとして、とっても爽やかな味で、いい香りがしました。

(*注:現在おぐらやま農場では、品種入れ替えのため「つがる」はほとんど栽培されていないので購入できません。)

 

 

私の思い出に残る「つがる」に限らず、おぐらやま農場のリンゴたちには、惜しみない作り手の愛情が込められています。

 

そんな愛情たっぷりのリンゴを食べて、元気にならないはずがない!と思っています(笑)。

 

ただ、リンゴの栽培は病害虫との戦いでもあり、無農薬はまだ難しく、減農薬で取り組んでいます。

 

おぐらやま農場を舞台にした絵本!

 

このおぐらやま農場を舞台にした絵本が出版されています。

 

 

実は、絵を担当したのは、旦那さんの中武(なかたけ)ひでみつです。

 

文は、美術・絵本評論家の松本猛さん

松本猛さんは、いわさきちひろさんの息子さんです。

 

松本猛さんが、2010年の長野県知事選に出馬した際に、がんばっている若手の農家さんを巡っている際におぐらやま農場を訪れます。

 

選挙後、再びおぐらやま農場にリンゴを買いに来てくれた松本猛さんがオーナーのリンゴ作りに対する熱い想いを知り、そこで働いていた旦那さんに「一緒に絵本を作らないか」と声をかけてもらったことでできあがった絵本『りんご畑の12か月』(講談社)

 

減農薬・無肥料でリンゴ作りに取り組むリンゴ農家の12か月が描かれています。

 

リンゴ処の安曇野に住むおばあちゃんが東京に住む孫に読んでもらいたいって買ってくれたときもありました。

 

現在はAmazonのKindle版で購入できます。

 

 

子供にまるかじりさせたいと思えるおぐらやま農場のリンゴ。

 

おぐらやま農場

長野県安曇野市三郷小倉6251-2

TEL&FAX  0263-77-7668

おぐらやま農場HP

 

よかったら、手に取って、目を閉じて、香りをかいで、味わってみてください。

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