日本語の色は元々は4色しかなかった?という話

日本の伝統色って何色あると思いますか?

日本の伝統色は465色もあり、一つ一つに名前があります。

しかし、日本語がこれほどたくさんの色の名前を持つようになったのは、布を染めるようになってからということで、歴史的にもそんなに古くないそうです。

(染料にした植物由来の名前が伝統色に多いのはそれでなんですね)

今回は元々日本語の色は4色しかなかったという話です。

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古代における色の基本形は4色だった

それでは、古代の日本語における色の基本形というのは何色だったのか?

実はわずか4色だったそうです。

その色とは「赤」「青」「黒」「白」の4つなのです。

そしてその根拠の一つと言えるのが、色の名前単体でも使え、なおかつ形容詞としても使える色の名前がこの4つしかないということ。

ちなみに形容詞とは、言い切りの形「〜い」となる言葉でおもに物事の性質や状態を表します。

例えると、大きい、小さい、美しいなどです。

 そしてこの4つの色

「赤」「青」「黒」「白」は、「赤い」「青い」「黒い」「白い」といいますよね、では他の色はどうなのかというと、「緑」を「緑い」?などとは言いませんよね。

 それでは「きいろ」は?と言われそうですが、これも「黄色」であって、「黄」に「色」という別の言葉があり、

「黄」単体だと「黄い」になってしまいます。

「茶」も同じで「茶色い」と言うけど「茶い」とは言わないですよね。

対や重ねて表現できるのもこの4色

昔は緑は青で、橙や黄色は赤、灰色は黒という具合にくくられていたみたいなので、今からくらべるとかなり大雑把ですよね。

そしてさらに「赤」「青」「白」「黒」は対で表現出来るということに気付きましたか?

その他の色には対になる表現がないのです!

「紅白」や顔が「赤くなる」「青くなる」「白黒はっきりさせる」などです。

あと色を2つ重ねて表現できるのもこの4つです。

例をあげると「赤々と」「青々と」「白々(しらじら)と」「黒々と」などで、ちなみに「黄々」とか「茶々」などとは言わないですもんね。

色だけをただ単に表現するのではなく、会話などの中で、色んな使い方をされてきたのが、この4つの色というわけです。

文字を使う前は色は明るさと濃さで判別していた?

そして文字を使う前の人達は、単体で色を示すという言葉はなく、その人達は色を「明るさ」と「濃さ」だけで判別していたということも研究で分かっています。

「明るいか」「暗いか」、「はっきりしているのか」、「淡くぼんやりしているのか」という4つです。

 このことから、先に色の名前があったのではなく、光の明るさと濃さを区別するためのあかしくろし、しろし、あをし、という言葉が先にあったということなのです。

 例えば、 あかるいに由来しているのが赤で、くらいに由来しているのが黒、しろはしろし(著し)はっきりとしているという意味に由来し、あおは淡いに由来しています。

 僕たちが見る太陽は赤くはないですよね、でも「真っ赤な太陽」と言う言葉があります。

 それは明るいという意味がふくまれているのですね。

「青いりんご」もそう、僕たちから見える色は緑でも、これも淡い、熟していないりんごという意味からです。

他に青竹や、青ネギなどありますが、これも色で言えばやはり緑ですよね。

 「腹黒い」も暗いということから、悪いということにつながっています。

 「白ける」ももとは「しらく」で、白くなると言うこと、何がと言うと「物事が明白になる」、全てが解明したと言う事で、物事がすべて解明した状態は正直なところ、あまり面白くないと言う事から出来た言葉なんだそうですよ。

この4つの色、知れば知るほど本当におもしろいですよね、まだまだ奥が深そうですが、今日はここまで! 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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